湯川 晃

湯川 晃(ゆかわ あきら) テノール

神奈川県横須賀市出身。神奈川県立逗子高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修了。
二期会オペラ研修所第39期マスタークラス修了。
1999年より2年間文化庁在外派遣研修員としてアメリカ合衆国ニューヨークへ留学。
声楽を白幡武、高丈二、故湯川晃平、Ted Taylor, Susan Woodruff-Versage, Pierre Valletの各氏に師事。

藝大在学時に同大学の「メサイア」公演のテノールソリストとして出演。
1994年横浜市栄区の区民オペラ『カルメン』のドン・ホセ役でオペラデビュー。
以後、「コシ・ファン・トゥッテ」のフェランド、「魔笛」タミーノ、武士1、 「フィガロの結婚」ドン・バジリオ、ドン・クルツィオ、「ランメルモールのルチア」エドガルド、 「椿姫」アルフレード、「ドン・カルロ」ドン・カルロ、レルマ伯爵、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、 「蝶々夫人」ピンカートン、「リエンツィ・最後の護民官」バロンチェッリ、「ナクソス島のアリアドネ」舞踏教師、 ブリゲッラ、スカラムッチョ、「ピーター・グライムス」ホレイス・アダムス「こうもり」アルフレード、ブリント博士、 「メリー・ウィドウ」カミーユ、「地獄のオルフェ」オルフェ等多数のオペラに出演。
新国立劇場柿落とし公演「ローエングリン」やびわ湖ホール柿落とし公演「ドン・カルロ」に参加し、その後も定期的に出演を重ねている。
また、「サイトウ・キネン・フェスティヴァル松本」「小澤征爾のオペラ塾」「東京のオペラの森」にカヴァーキャストとして参加。

コンサートでは、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト等多数の宗教曲のソリストとしても出演している。

2013年には、合唱団を率いてニューヨークのカーネギーホールでベートーヴェンの交響曲第9番の合唱指揮者とソリストとして参加し、公演の参加に大いに貢献した。

これまでに故若杉弘、故岩城宏之、小澤征爾、尾高忠明、故小松一彦、現田茂生、沼尻竜典、サイトウ・キネン・オーケストラ、 水戸室内管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団等と共演をする。

藤沢市みらい創造財団とともに学校訪問プログラムに参加し、藤沢市内の小学校を毎年訪問し指導を行っている。

声楽の他にもFMブルー湘南(78.5MHz)で毎週火曜日に「湯川晃のティータイムクラシック」の番組の制作とパーソナリティを務める。
合唱指揮者としても多数の団体を指導し評価を得ている。

現在、東京二期会、日本声楽アカデミー各会員。Ensemble Four Leaved-Clover メンバー。